活かすセラピー

自然体で活かされる人に

漢字の語源は、面白い!

『自我』という漢字に違和感を感じて

漢字を調べたり、どなたが訳したのかと

調べたりしていた。

その時に、語源って面白いと感じたのでした。

 

語源には

さまざまな諸説、ありますが、

力になる語源。

意味を換えてしまう語源。

漢字の意味が深くなる語源。

 

本当に面白いんです。

 

言葉の意味やそれを通して

見方がひろがるので、

『漢字辞典』は活用しています。

 

漢字の語源を知ると

日本人の柔軟な対応ができるのは、

漢字があるからだとも感じます。

例えば「豆腐」と「納豆」

意味が入れ違いになっていても

受け入れられる大きさ

『許容範囲』がひろい!

 

そして、漢字の意味を知ると

こだわっていた事も柔軟な対応ができるのも

漢字のちからがあるのでは、

ないかと思えてきます。

視点がたくさんできる事が

『許容範囲』を広げてくれるのが

良くわかります。

 

その代表的な漢字が

『正』

「一」引いて「止」の合字

 

正しさも人それぞれ

正しさを振り回す前に、「一」引いて立ち止まる。

一呼吸おいて、

 

活かすセラピーでは、

『正しい』を球体で捉えます。

そして『正しい』を中心において

どんな見方があるのだろうか?

 

『正しい』は『悪い』と

平面で物事を見てしまう。

だから

ジャッジ(判定)してしまう。

最悪、『人格否定』までいく。

「あの人が悪い」「あの国が悪い」

 

これを『正しい目』から

『活かす目』に換える方法へ

『良いも悪い』も落ち着いて見れるから・・・

 

裁判官でさえも

『罪』は裁くけれど

『人格』までは裁いていない。

 

そう、だれも『人格』まで

裁けないんだけど・・・

 

知らないと普通に

「あの人が悪い」「あの国が悪い」と

言ってしまう。

 

この言葉は、

人や国の尊厳(尊い存在)を否定してしまう。

 

使うなら

「あの人・国の○○(行動・言動)は、適切だったのだろうか?」

 

『正』の漢字ひとつでも

こんなに拡がる。 

 

今日の漢字は、『正』の漢字の語源でした。

 

何度も何度も書いていた『正』

これから意識して

「一引いて、止まる。」と思いながら

書いてみる。

 

少し、世界が拡がって感じませんか?